そのままの自分に百点満点

昭和四七年の九月、陽光学院を創立。今では生徒数も千百余名となった。
私は子どもたちが大好きである。創立以来、小学生に英語を教えている。
彼らが一生懸命書いたノートに上手下手で差がつけられず、そのままを認めて一ページ一ページに赤ペンで五重マル、百点と大きく書いてあげました。

すると子供たちは自信がつくのか、馴れない英語も集中して取り組む、字がとてもきれいになる、気持ちが安定するのか目が輝いてくる。

これをヒントに私は、そのままの自分に百点満点をつけてみた。
驚いたことに、気持ちがとても軽くなった。
「すっかり変わりましたね。元気が溢れていますよ」
「どうしましたか、若くなって」と友人に聞かれるほどでした。

「そのままの自分でいい。そのままの自分で百点満点」
自分で自分自身を百パーセント肯定したのである。他人に対する恐れ、思惑など、私の心の中から消えてしまった。

生まれて初めてと言っていい、私は自分が自分の主人公になって二本の足で大地に立ったのである。
目の前が大きく開けたように感じられた。

長年の間、あれほど苦しんで自分を変えよう変えようとして変わらなかった自分。
もう変わらなくていい。変えなくていい。そのままの自分が百点満点だ。
そう肚を決めたことで楽しい自分に変わってしまった。
何よりも自分が自分に安心したのである。



 そのままの自分でいい
 そのままの自分が百点満点

 そのままのあなたでいい
 そのままのあなたが百点満点


温かくて、つつみ込まれるようなやさしい言葉。
この言葉が私の心の問題のすべてを解決してくれた。
なぜなら「そのままの自分でいい。そのままの自分が百点満点」ということは生命誕生の原点であり、その原点に還る、即ち、本来の自分に戻ることであった。

そして、人間は「そうだ、そのままの自分で百点満点だ」と納得した瞬間に変わるものだということもわかったのである。

山崎 房一 著 「心がやすらぐ魔法のことば」より

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする