9 あがり症をすみやかに抜け出したT子さんの話Ⅱ

T子さんは実に素直に話しをされるのです。自分をよく見せようといった飾る心がほとんど感じられません。

ほとんどの人は、よく見られたいという自分を飾る心からなかなか抜け出せないでいます。
ここに違いがあり、こここそがあがり症から抜け出す上での大切なポイントなのです。


自分に緊張をもたらし、あがるのは、この自分を強く意識し、よく見せたい、失敗したくないという思い一点にあります。


しかしこの自分を飾る心、つまり見栄を張る心からどうすれば開放されるのでしょうか。

ここに秘訣があります。それは人生をもう一度広い観点からよくよく見つめてみるのです。
自分が生きて死んでいくまでの過程を考えてみましょう。

自分のほんとの姿以上に人によく思われて一体、それがどうだといううのでしょう。
自分が死んだあと、ずっと憶えていてくれる人は、ほとんど家族だけです。まぁ幾人かの友人もいるでしょう。

でもそうして親しくしていた人たちは、自分のことを本当の姿でしか見ていません。
他人によく思われたくて、見栄を張ったり、飾ったり、さまざまに取り繕って生きていても、
そうした他人は自分のことを露ほども憶えていてはくれません。

思えば実にばかばかしい生き方だと思いませんか。
まさに小世界であり、虚の世界を生きているのに過ぎないのです。

虚の世界を生きて、自分に大きな損失をもたらしている。
それが多くの人の生きている姿です。

私たちは、そんな愚かな生き方を今すぐやめましょう。



T子さんは、話すことの自信のなさから
「失敗したらどうしよう」という思いが強かったのだろうと思います。
すなおに話しているうちに、話す楽しさを身につけたのです。

話す楽しさは、そのままの自分を表現したときから出てきます。

虚の自分など眼中におかず、無駄な緊張世界、無意味な世界にさよならをして、
今からのびのび生きようではありませんか。

人によく思われようが、軽く見られようが、自分のまま、実を生きる。
それこそあがり症から楽に抜け出せる道です!!

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